契約交渉(番外編)

横浜市の契約書作成・リーガルチェック専門ヒルトップ行政書士事務所の公式ブログです。
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契約交渉をする場合、ワードファイルの該当条項を修正して、該当条項の直下にコメントをします。

少なくとも、自分はそのようにしています。

かつては、ワードのコメント機能を利用して、欄外右端にコメントしていましたが、コメントが長くなると、コメントの全体が表示されず、確認に時間がかかりますので、この方法はとらなくなりました。

また、エクセルファイルを使用する企業も多いですが、ワードの契約書原案を見ながら、エクセルファイルを開くと、確認し難いことから、この方法もとりません。

きちんと日付と会社名を入れて、何度も交渉ができるように、お互いが見やすいように調整していきます。

と、自分がこのように対応しても、契約相手がコメント機能を使ったり、エクセルファイルを使ったりする場合もあります。

この場合、コメント欄やエクセルファイルに記載された契約相手のワードファイルに移記するようにしています。

少々強引ですが、法務担当者はワードのスキルがあまり高くない方も多く、わかりやすくシンプルな方法をとるのがベストです。

契約交渉のためのコメントをすぐさま確認できるようにしないと、最後に清書する場合に、FIXした内容が反映されないことがあります。

とにかくわかりやすく。

細かいことですが、これが重要だと思います。