健康食品の有効性試験契約書

ご訪問ありがとうございます。豊富な企業法務経験による契約書の作成リーガルチェック専門「ヒルトップ行政書士事務所」の濱村です。

少し前に、ある健康食品の有効性の試験業務を委託する契約書に関するリーガルチェックのご依頼をいただきました。

一定期間、対象となる食品を健康な方(モニター)に摂取してもらい、その食品の効果を実際に体験してもらうことで、その食品が有効であるか判断するためのデータを収集して、その食品の有効性を確認します。

その後、有効性の試験結果に関するレポートを受託者から委託者に提出するものでした。

試験の対象となるモニターの方は結構多くなりますので、対象食品をたっぷりと準備することはもちろん、業務仕様書や業務手順書などに、試験の手順などの詳細を記載することも重要です。

業務仕様書や業務手順書は、もちろん契約書とは別に準備することもできますが、両者が合意していることを明らかにするため、両当事者の責任者が署名や押印をすることが重要となります。

業務仕様書や業務手順書の作成が契約書締結に間に合えば、契約書の末尾に綴じこんでおいてもよいです。


このように、契約書の末尾に綴じこんでおくことで、契約書と一体化しますので、あとでトラブルや紛争が生じる可能性が格段に減少します。

また、委託者にとって、試験結果は非常に重要なデータとなりますから、受託者には守秘義務を負ってもらいたいですので、秘密情報の中に、試験結果も含まれるようにすることが重要です。

このような健康食品に限りませんが、有効性試験契約書の作成や準備が必要な方は、ぜひご相談いただければと思います。