上永谷

ご訪問ありがとうございます。 豊富な企業法務経験による契約書の作成リーガルチェック専門「ヒルトップ行政書士事務所」の濱村です。

先日は、横浜市営地下鉄ブルーライン上永谷駅のクライアント様を訪問してまいりました。

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ご相談内容は、契約相手から送られてきた「コンサルティング業務委託契約書」をリーガルチェックしてほしいということでした。

クラアントが業務を受託する受託者の立場ですので、委託者が一方的に有利な規定となっているのではないかと不安に感じておられるようでした。

その契約書を拝見しますと、確かに、一方的な内容ですし、この種の契約書でよくあるパターンでした。

というのが、双方が仕事の完成責任を負わず、事務処理を行う準委任の形態で行くことで合意したにもかかわらず、契約書は仕事の完成責任を負う請負契約書となっているのです。

よくあるソフトウェア開発の請負契約書と同じような内容でした。

クライアント(受託者側)が参考程度にコンサルティングに付随した資料を委託者に提出するだけなのに、委託者が勝手に定めた納期に遅れたり、その資料が不完全であれば、報酬を減額したり、損害賠償したりする内容が盛り込まれてありました。

他にも不利な条項が多数あり、危うく非常に不利に契約するところでした。

それらのリスクをご説明申し上げて、後日しっかりとリーガルチェックして、ご納得をいただきました。

数日して、クライアントからご連絡があり、何とか不利にならずに契約できたとのご連絡をいただきました。

そういったご連絡をいただくと、お役に立てて本当によかったと思いますし、この仕事に従事してよかったと心から思います。