リーガルチェックあるあるPART5(契約相手からのPDFの契約書)

以前にも申し上げましたが、事業者間で契約相手と契約する場合、ほとんどのケースで、契約書をWordファイルで調整するのが一般的であると思います。

しかし、契約相手から契約書がPDFファイルで送られてくることもたまにあります。

特に規模の大きな会社によく見られます。

その送られてきた契約書PDFファイルがコピペできれば、Wordファイルに貼り付けて、修正できるのでいいのですが、保護がかかっていて、コピペできない場合もあります。

保護がかかっていると、リーガルチェックに非常に時間がかかってしまいますので、何とかWordファイルで提供してもらえるようお願いをしてみます。

しかし、保護してくるぐらいですから、Wordファイルでの提供を拒否されることがほとんどです。

たまに、無理矢理コピペする方がいらっしゃいますが、文字化けしたりして、オリジナルと表記が異なってしまうこともありますので、ここは諦めて、自分で別のWordファイルを用意して、これに修正案とコメントをして、修正コメント版としてこれだけを送るような対応もとっています。

さすがに諦めずに、ここまでして、契約相手に修正要望を出すと、かなり高い確率で、修正を受けてもらえることが多いです。

ですので、何が何でもあきらめずに修正を要望してみましょう。

とくに、PDFで提供される契約書は、契約相手に一方的に有利な契約書となっていることが多いですので、チャレンジしてみる価値はあると思います。