総称して
ご訪問ありがとうございます。豊富な企業法務経験による契約書の作成リーガルチェック専門「ヒルトップ行政書士事務所」の濱村です。
契約書の作成やリーガルチェックをしていると、ある用語が登場し、その後も頻出するようですと、やはり定義付けしたくなります。
子供の作文を読んでいても、そう感じますから、もはや職業病かもしれませんね。
それはさておき、契約書では、例えば、●●株式会社(以下「甲」という)というように、定義付けすることがよくあります。
1つの用語であれば、それでOKなのですが、複数の用語をまとめて定義づけしたい時があります。
そんな時は、以下のように定義付けすることが多いです。
・委託者及び受託者(以下総称して「両当事者」という)
・技能、知識及び実績(以下これらを総称して「技能等」という)
実務では、複数の用語を定義しているのに、「総称して」と記載しないケースが非常に多いです。
が、正確にはあったほうがよいこととなります。
しっかりと「総称して」と定義していると、比較的完成度の高い契約書と言えるかもしれません。
「総称して」は完成度の高い契約書かどうかのバロメーターなのかもしれません。
また、細かいですが、次のような表現もあります。
・委託者及び受託者(以下「両当事者」と総称する)
他にもいろんな表現があるかもしれません。
複数の用語を定義する場合、「総称して」を使用して、正確に定義付けをしたいですね。